「HONO(ホノヲヲ)」
= 「炎(ホノオ)」の大和言葉
万物の基礎ともいわれる
「火、土、風、水」。
根源的なエレメントの中でも
「火」すなわち「炎」は、
その熱によって
「物」を
変化、変質、変容させ
「暖」をとることが
可能でそして「明るさ」を
我々にもたらしてくれます。
Energy × SPIRIT = ホノヲヲ
同時に、物理的な側面だけでなく
静かに燃えたぎるような
「内的な力」さえ引き出してくれる
「炎」のEnergy。
日本古来より伝わる手法とSPIRIT。
厳選された素材に備わる潜在能力。
それらを重ね、紡ぎあげてきた
プロダクトに
“炎のEnergy”をまとわせて
美しさで人を照らしたい。
それがホノヲヲのPHILOSOPHYです。
まるでメディテーションのように、指先で自分自身と対話するようにじっくりとマッサージすることで、肌・心・身体のリズムやバランスを整える。HONO・ホノヲヲのクレンジングは、FACEだけでなく全身に安心してご使用いただけます。日本古来より伝わる厳選された自然素材が持つ力強さ、それを慈しむSPIRITに触れながら、本来の自分に備わっている美しさを呼び起こすことを目的としています。
雪蔵から生まれた、新しい米発酵成分
「雪蔵濃縮アミノ酸」。
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寛文13 年(1673年)、第四代将軍徳川家綱公の時代に創業した新潟県玉川酒造。340余年間酒造を営む中で「蔵人の手は、なぜ透明感があり、滑らかなのか」という疑問が沸きおこり、1997より研究をスタートさせました。
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その技術と知識を集結して醸造する特許技術製法の日本酒をHONO製品の原材料に採用。
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米発酵成分を、約2℃の室温と適切な湿度が一年中保たれた、外部の振動さえ伝わらない天然雪蔵で寝かせ、通常の約5倍のアミノ酸濃度と有機酸等を含む「雪蔵濃縮アミノ酸」に仕上げました。
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ここから抽出された天然保湿成分は肌環境を整える力があり、みずみずしく透明感のある肌へと戻してくれる効果が期待できます。その抽出技術は世界唯一のものとして日本、中国・韓国・台湾・シンガポールにて国際特許を取得。
アメリカ・フランス・イタリア、スペイン、インドに関しても申請中 (※ 2021年8月現在)です。
無添加にこだわった、
古来より伝わる日本の素材、
天然の植物が持つ力と
テクノロジーの融合。
HONOクレンジングの主要成分
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コメ発酵液
『雪蔵濃縮アミノ酸』玉川酒造の特許製法による日本酒を使用した化粧品原料。米発酵成分を、約2℃の室温と適切な温度が一年中保たれた、外部の振動さえ伝わらない天然雪蔵で寝かせ、通常の約5倍のアミノ酸濃縮と有機酸等を含む『雪蔵濃縮アミノ酸』に仕上げました。お肌のうるおい作りに不可欠な天然保湿因子(NMF)を構成するアミノ酸を豊富に含有している成分。発酵の恵みが肌環境を整えるとともにバリア機能をサポートし、刺激を受けにくい健やかな素肌へ整え、メラニンの生成を抑える抗酸化作用により、透明感のある肌へと導きます。
ここから抽出された天然保湿成分は肌環境を整える力があり、みずみずしく透明感のある肌へと戻してくれる効果が期待できます。その抽出技術は世界唯一のものとして日本、中国・韓国・台湾にて国際特許を取得。
アメリカ・フランス・イタリア、スペイン、シンガポール、インドに関しても申請中 (※ 2021年8月現在)です。 -
5種類の植物エキス
- セイヨウキズタ 葉/茎
- クレマティス
- ヒバマタ
- セイヨウナツユキソウ花
- スギナ
保湿,収れん作用のほか、血行促進、浮腫(むくみ)軽減、結合組織再生や皮膚の引き締め再生を目的として配合されています。
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オリザノール
メラニン抑制(チロシナーゼ阻害)、抗酸化剤、老化防止、末梢血管血流促進性、紫外線吸収作用、細胞賦活剤。皮脂腺賦活、皮膚コンディショニング剤。
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コメヌカスフィンゴ
糖脂質高純度のコメ由来のスフィンゴ糖脂質(植物セラミド)を水にナノ化分散させた原料であり、高い保湿性を有します。肌荒れ改善効果を有しています。独自の乳化技術により、肌深部へスフィンゴ糖脂質を届けることができます。
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パルミトイル
トリペプチド-38マトリックスと真皮・表皮接合部の6つの主要物質(コラーゲンⅠ、Ⅲ、Ⅳ、フィブロネクチン、ヒアルロン酸、ラミニン-5)の合成を促進し、効果的にシワを改善する働きが期待されます。
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アロエベラ葉エキス
保湿効果、消炎効果があり、肌荒れを防ぎます。日焼けなどの軽度の火傷に伴う痛みを緩和し、傷の治癒を促進する働きがあります。休止状態にある、あるいは代謝が衰えた皮膚を目覚めさせ、活性化させます。
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アルテミアエキス
皮膚組織構築を促進(コラーゲンⅠ、Ⅲ、フィラグリン、ケラチン、フィブロネクチンなどの皮膚の構成に重要な蛋白質の合成を促進)。DNA保護作用。UVの攻撃ダメージから皮膚を保護。他の活性成分の効果を増強。
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グリチルリチン酸2K
植物のカンゾウの根から抽出して得られる成分です。作用は緩和で消炎作用、抗アレルギー作用があり、湿疹やかぶれ、急性や慢性の皮膚炎などに対して効果があります。
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DNA-K
サケ科Salmonidaeなどの魚類の精巣から得られるポリヌクレオチドのカリウム塩で、保湿効果、細胞賦活効果が期待できます。
- 石油系界面活性剤
- パラベン
- エタノール
- 鉱物油
- 合成着色料
- 合成香料
上記は不使用(フリー)
これまでにない特許成分で、
くすみのない肌へ。
深い眠りから目覚めた米発酵成分が、
全身にもたらす透明感。
メンズケアにもおすすめ。
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くすみのない透明感のある、キメの整ったハリのあるしっとりとした肌へ。
角質除去、ニキビ予防、マッサージ効果も。[用途]クレンジング・洗顔・毛穴ケア
まつげエクステOK・ウォータープルーフメイク対応[その他の効果]鼻の毛穴の角栓つまり・ボディ全体のざらつき・背中ニキビ・デコルテのざらつき・バスト部分のデオドラントケア・エチケットケア(首のうしろの毛穴ケア)・デリケートゾーンの黒ずみなど
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くすみのない透明感のある、キメの整ったハリのあるしっとりとした肌へ。
角質除去、ニキビ予防、マッサージ効果も。[用途]クレンジング・洗顔・毛穴ケア
まつげエクステOK・ウォータープルーフメイク対応[その他の効果]鼻の毛穴の角栓つまり・ボディ全体のざらつき・背中ニキビ・デコルテのざらつき・バスト部分のデオドラントケア・エチケットケア(首のうしろの毛穴ケア)・デリケートゾーンの黒ずみなど
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3〜4プッシュを乾いた手のひらに。両手を温めてから行うと、より効果的です。
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まずはざらつきが気になるTゾーンやあごからマッサージ。指の腹でやさしく、下から上に向かってくるくると円を描くように。5分ほどで角栓が取れはじめます。
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次に頬やおでこなど面積の広い部分を。同じように下から上へ円を描くように。滑りが良くない時は追加で1~2プッシュ。
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最後に目もとになじませて、メイクが浮き上がってきたらぬるま湯でしっかりとすすいで完了。
肌へ負担をかけないよう、
マッサージは
20分以内に。
HONO・ホノヲヲクレンジングの
しくみ&効能について、さらに詳しく。
ピーリングとも違う。
角栓まで除去する、
たったひとつのクレンジング。
HONO・ホノヲヲクレンジングのしくみ
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1.HONOクレンジング
が毛穴に浸透。 -
2.新・米発酵成分(特許成分配合)のパワーで角栓を浮かせます。
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3.お肌を守りながら角栓と毛穴の汚れを根本から取り除きます。
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4.肌に潤いを与え、さらに毛穴を元の状態へと引き締めます。
「自身のコンプレックスから研究を始め、試行錯誤の繰り返し。5年が経ち、半ば諦めていたある日、新成分との出会いによって、ようやく角栓を除去できるクレンジングを開発することに成功。思いを巡らせ作りあげた商品を、ぜひ多くの方々に実感していただきたいと思っております。あなたの未来が今よりもっと幸せでありますように、願いを込めて。」
南 倫子
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<論文・報告> 産学連携の事例紹介
米発酵成分配合クレンジングマッサージジェル使用による
顔の肌質改善効果A Case Study of Industry-Academia Collaboration: Improvement of facial skin condition by the cleansing massage gel containing rice fermented ingredients
- 浜松医科大学 細胞分子解剖学講座 特任助教
菊島 健児 / キクシマ ケンジ/ Kikushima, Kenji - HONOホノヲヲ株式会社 代表取締役
南 倫子 / ミナミ ミチコ/ Minami, Michiko - 九州大学 農学研究院 学術研究員
永柄 真澄 /ナガエ マスミ/ Nagae, Masumi - 近畿大学 産業理工学部 生物環境化学科 教授
大貫 宏一郎 / オオヌキ コウイチロウ / Ohnuki, Koichiro - 近畿大学 産業理工学部 生物環境化学科
〒820-8555 福岡県飯塚市柏の森11-6
Tel: 070-4221-1731 Fax:020-4665-3490 Email: ohnuki@fuk.kindai.ac.jp
Abstract
The epidermis undergoes a constant renewal termed turnover. Disturbance in the turnover decreases moisturizing factors in the stratum corneum, which weakens the junction between the corneocytes in the stratum corneum and deteriorates their barrier function against the various environmental stimuli. Both exfoliating the old stratum corneum and supplying the moisturizing factors are important for the effective skin care. In this study we examined the effect of HONO cleansing massage gel provided by BJC Co., LTD. on the facial skin conditions of healthy women of various age from 20s to 50s. We observed statistically significant improvement in the all factors of the skin resilience after the use of 1 week, and recognized further increase after the use for 3 months. Water content of skin also showed significant increase depending on the duration of the use, and the amount of skin surface lipids gradually achieved to the optimal level. It was also suggested that the use of the gel restored even skin tone. These results indicate that the regular use of the gel not only improves the epidermal condition but also acts on the dermal resilience and the water retention.
Key words: facial skin care, skin resilience, skin moisture, clinical research
背景
表皮の角質層のうるおいが適度に保たれるためには、基底層で生成された角化細胞(keratinocyte)の角化が正常に行われることが重要である。表皮にはセラミドなどの細胞間脂質や、角化細胞から分化した角質細胞(corneocyte)の中でうるおいを保つ天然保湿因子(NMF)が存在する1)。これらは紫外線やほこりなど、外から入りこむ様々な刺激から皮膚を守ると同時に、皮膚に蓄えられた水分を外に逃がさない「バリア」としての機能を担う。皮膚はターンオーバーによって常に新しく作り替えられているが2)、年齢を重ねるとともに幹細胞の分裂能力低下し、皮膚のターンオーバーの周期は徐々に遅くなる3)。ターンオーバーの低下は、表皮と真皮、両者の厚さの減少をもたらす一方で3)、角質層は剥離が遅延にともなって分厚く肥厚し、毛穴や皮脂腺が詰まりやすくなる4)。また、表皮のターンオーバーの遅れは、角質層の保湿成分の減少をもたらし、角質細胞間の結合が弱くなることで5)、更なる皮膚のバリア機能低下をもたらす。
角質のカサつきが生じた際には、カサつきの元となっている古い角質の除去と同時に、角質のバリア機能を担う細胞間脂質や、うるおい保持機能を担っているNMFの補給が重要である。NMFの成分は、その半分以上が遊離アミノ酸とアミノ酸由来成分のピロリドンカルボン酸(PCA)などから構成されている1) 。本研究において、我々は、ホノヲヲMC、クレンジングマッサージジェルを短期間、または長期間使用した際に、顔面皮膚に表れる変化について検証を行った。試験品は、2℃の新潟の「雪蔵」に保存することでアミノ酸(5倍)の効果の安定化に成功した米発酵成分を配合しており、表皮における古い角質だけでなく、皮脂腺や毛穴につまった汚れである角栓や黒ずみの効果的な除去についても期待される。また、肌へのダメージが少ないことから、本製品を用いたフェイシャルマッサージも可能である。
手法
本試験はヘルシンキ宣言(2013 年 10 月 フォルタレザ改訂)に基づく倫理的原則、および「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針(2017年一部改正)」に則り、倫理委員会の承認を得て、被験者へのインフォームドコンセントを十分に行ったうえで、被験者の自由意思に基づいて実施された。期間中、被験者には試験品の使用状況や、肌の状態、体調への配慮を義務付けた。
本試験は20代、30代、40代から各1人ずつと、50代2名から構成される、幅広い年齢層の健常な女性5名を被験者とした。被験者は日常的にホノヲヲMC、クレンジングマッサージジェルを3か月間使用した。本試験品使用に当たっては、まずはメイクを落とし、試験品を小鼻やあごに乗せ、指の腹で顔全体にマッサージを行い、最後に目元になじませた後に、ぬるま湯で洗い流すこととした。検査は、九州大学馬出キャンパスにおいて、2020年3月からに6月にわたって実施された。測定は合計3回行い、使用前の肌の状態に対して、短期の効果を使用1週間後に、長期的効果を3ヶ月後に測定すること
測定は環境温度20℃、湿度50%の条件で行われた。試験項目は、皮膚の弾力性指標をCutometer MPA580により測定したほか、皮膚角層における水分量をCorneometer CM825、油分量をSebumeter SM815、ならびに、赤みについてMexameter MX18 (全てCourage+Khazaka electronic GmbH, Germany) を用いて計測した。各試験項目ともに被験者の左頬を用いて3回行い、得られた3回の数値を平均したものを実験結果として採用した。使用前の数値に対する使用後1週間、または3か月後の数値変化をt検定により検証し、有意水準は両側5%と設定した。
結果と考察
本試験品はクレンジング、洗顔、マッサージオイルを兼ねており、すべてをひとつで行うことが可能である。また、肌へのダメージも少ないことから、表皮のコンディション保持に重要な脂質を落としてしまうことなく、本試験品を用いた顔のマッサージが可能である。試験品を使用後における、顔面における皮膚の状態を弾力性、水分量、油分、メラニンについて測定することで、試験品の効果を定量的かつ客観的に評価した。
皮膚のハリの指標となる、皮膚弾力性(R2:皮膚の弾力、R5:正味の弾力、R7:回復の弾力)について、使用前、ならびに使用1週間後、3か月後の数値を図1に示す。R2、R5、R7のすべての項目において、使用後1週間で統計的に有意なハリの向上が観測された。また、3か月間の継続的な使用によって、すべての項目において、特にR5、R7の項目においては、統計的に顕著な、更なる肌のハリの向上が確認された。肌のハリには真皮におけるコラーゲンやエラスチンといった細胞外マトリックスが関与しており、これらには線維芽細胞の働きが重要である6) 。本試験品を使用することで、表皮の状態が整えられることで真皮への環境も改善されたと考えられるほか、使用時のマッサージに伴うリンパや血行促進などの効果によって、真皮に存在する線維芽細胞の機能を促進した可能性がある。
次に、皮膚の油分を測定したところ、試験品使用前には大きく被験者ごとに異なる分散を示していた値が、一定値に収束する傾向が見受けられた(図2A)。皮膚における油分は多すぎるとべた付きをもたらすが、逆に少なすぎる油分は皮脂膜の形成が不十分であることから、表皮からの水分の蒸発を防ぐことができずに乾燥肌につながる7)。一般的な洗顔、クレンジングの使用に際しては、表皮の必要な脂質も洗い流してしまう恐れがあるが、本試験品使用では過度な油分の除去を引き起こすことなく、最適な油分の状態が保たれていることが示唆される。
頬の肌における水分量の変化についての結果を示す(図2B)。試験品の使用後1週間で既に水分量は増加を示すが、3か月間の利用によって、更なる統計的にも有意な水分量の増加が確認された。皮膚表皮の水分保持にはNMFが重要な役割を果たしている8)。試験品は米発酵成分のアミノ酸を多く配合しており、これらがNMFとして機能しているものと考えられる。また、先述したように、表皮における脂質は水分を外に逃がさない「バリア」機能を担っている5)。最適な油分による皮脂膜の形成に応じて、水分の保持能力が高められた可能性が考えられる8)。さらに、皮膚における水分保持には、真皮に存在するヒアルロン酸も重要である9)。先の皮膚のハリ向上の結果からは、本試験品使用が真皮の状態を改善することが示唆されている。試験品の長期にわたる使用が、真皮の線維芽細胞によるヒアルロン酸産生を活性化させることで、肌水分保持能力向上に寄与した可能性もある。
試験品のクレンジング機能として、表皮上や毛穴、皮脂腺にたまった老廃物の除去が期待される。被験者の皮膚の赤み度数を測定したところ、使用前に存在した高い赤み度数値が、使用に伴い検出されなくなった(図2C)。使用前測定において観測された度数の高い点は、皮膚上に点在している老廃物と、それによって引き起こされた炎症に起因すると考えられる。本結果は、試験品の使用によって老廃物が除去され、皮膚の環境が改善することによって均一な肌の形成につながったことを示唆している。
本研究は様々な年代の女性を対象に試験を行ったが、試験品の結果はどの年代の被験者に対しても同様に得られており、幅広い年齢層に効果的であることが示された。また、本試験で観測された肌のハリや油分、水分変化は統計的にも大きな変化が得られており、季節変動を超えた試験品の効果によるものである可能性が高い。
従来のフェイシャルケア用品の問題点として、洗顔、クレンジング、保湿やマッサージ等を、それぞれ異なるパックやクリーム、オイルや専用機器を用いたケアを行う必要があった。これらを個別に日常的に行うには多くの手間がかかるために、結果的にそれぞれのケアが疎かになってしまう恐れがある。本研究で用いたホノヲヲMC、クレンジングマッサージジェルは、ひとつで、クレンジングや洗顔、マッサージを行うことができる。また、従来のフェイスケア用品では、例えば角質除去が目的の製品ではその効果が強すぎるために、保湿に必要な皮質成分まで除去してしまうといった問題点もあり、そのことが更に多様なスキンケアの必要性を生み出してしまっていた。本試験品は、角栓、毛穴の老廃物の除去を行うと同時に、米発酵成分のアミノ酸成分による角質への栄養供給が可能であるだけでなく、脂質成分に関しても最適に保つ働きが、客観的な指標によって示唆された。更に、本試験品は角質をはじめとした表皮の状態を整えるだけでなく、長期間の使用によって、皮膚のハリや水分保持に重要である真皮の状態にまで改善化効果を及ぼすことが明らかとなった。顔の皮膚は、新陳代謝の低下や閉経等、健康的な老化(healthy aging)に伴う身体の内的な変化に影響を受けるとともに10)、日光や喫煙、飲酒11)、無理なダイエット等の外的要因が長時間作用によっても左右される12)。なかでも、真皮に存在するコラーゲンやエラスチンといった肌の弾力性を担うタンパク質や、ヒアルロン酸やプロテオグリカンといった保湿成分が失われることでシワやハリに大きな影響が及ぼされる。真皮におけるこれらの因子は外界から補充することはできず、線維芽細胞の働きが重要である13)。本試験品使用によって、明らかな肌のハリの改善が確認された。このことは、角質の状態を整えることや、マッサージ効果によるリンパや血流の流れを促進することを通じて、これら線維芽細胞によって担われている肌のハリを改善している可能性が考えられる。
これまでにも我々は、プラセンタ抽出物を含んだフェイシャルスキンケア用品14)などについて研究を行ってきたが、本研究によって、本試験品を用いた簡単なスキンケアを長期間続けることによって、肌のハリや保湿などに対して複合的な改善が見られることが明らかとなった。本製品の使用により、潤いのある健康的な肌へと改善を促し、長期にわたって良い状態を保つことが期待される。
参考文献
- Rawlings AV, Scott IR, Harding CR, Bowser PA. Stratum corneum moisturization at the molecular level. J Invest Dermatol 103(5):731-741. 1994
- 河合 通雄, 芋川 玄爾, 溝口 昌子. 角質細胞診断法と角層ターンオーバー測定法による顔面皮膚性状解析. 日本皮膚科学会雑誌 99:999-1006. 1989
- Boss GR, Seegmiller JE. Age-related physiological changes and their clinical significance. West J Med 135(6):434-440. 1981
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- Zouboulis CC, Makrantonaki E. Hormonal therapy of intrinsic aging. Rejuv Res 15(3):302-312. 2012
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- 菊島 健児、山口 真梨子、清原 公貴、山口 直弥、大貫 宏一郎. プラセンタ含有洗顔の4週間使用による目尻のシワ改善効果 ―ハーフフェイス法を用いた単盲検比較による臨床試験―. Jpn Pharmacol Ther (薬理と治療) 48:1767-1775. 2020
- 浜松医科大学 細胞分子解剖学講座 特任助教
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何分の使用で、
どのような効果が実感できるのか早い方で約5分で角栓が砂粒のように取れ、
最長20分のマッサージで、きめの整った明るいベビー肌に。 -
敏感肌でも使用できるのか
とろりとしたジェルの弾力はへたれることがなくマッサージを行う指がなめらかに滑るので、肌を傷めるリスクが低く、敏感肌の方にもおすすめしております。
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ホノヲヲのあとに洗顔は必要?
クレンジングと洗顔がこれ1本で完了しますのでW洗顔は不要です。
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角栓の取りすぎで肌に影響は?
肌にとって不要な角栓のみを除去し、肌に負担をかけない為、悪影響はありません。
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角栓がなかなか取れない
次の状態では充分な効果が期待できない為、ご確認ください。
- 手や肌に水分が残っている
- 肌が冷えている
- 強くこすりすぎている
- ジェルの量が少ない
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マッサージの効果は?
角栓除去を目的とするホノヲヲは、マッサージによる効果も期待できます。汚れがとれて透明感が増し、肌全体がすっきりとしたというご愛用者も。
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使用後にニキビができた
すすぎ残しがあると、肌トラブルにつながりやすくなります。ホノヲヲクレンジングの後は、やさしくしっかり洗い流しましょう。
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- 会社名
- HONO株式会社
- 代表取締役
- 南 倫子
- メールアドレス
- minami@hono.co.jp
- 所在地
- 〒810-0001 福岡県福岡市中央区天神1-9-17-15F
- 電話番号
- 092-717-3805
- 事業内容
- 化粧品開発および販売